中部国際空港、南側地区の新ターミナルビル建設計画を延期へ

航空 企業動向
中部国際空港、南側地区の整備計画を見直し
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中部国際空港は、セントレア南側地区に開設する予定だった新ターミナルビルについて計画していた2014年後半の供用開始を延期すると発表した。

同空港は朝の時間帯はほぼ全てのスポットが埋まっており、新しい需要への対応余力が不足することなどから、約80億円を投じて空港南側地区に駐機場(エプロン)、新ターミナルビルなどを2014年後半から2015年後半までに段階的に整備する計画だった。

新ターミナルビルには、年間300~500万人の収容能力を想定していた。しかし、同空港を取り巻く環境変化を踏まえ2014年後半供用開始を延期し、今後のLCC(格安航空会社)を始めとする航空各社の動向を注視し、機能や規模、スケジュール、コンセプトなどを見直す。

また、エプロンについては、アジア路線の急成長、ドリームリフターの飛来増などに対する受入余力の確保など、緊急課題に対応するため、整備工程を一部変更。給油設備のみ未整備だった404~406番スポットの給油施設の整備を先行して実施する。2015年3月供用開始に向けて年末を目途に着工する。

これに伴って401~403番スポットでのドリームリフターの荷役作業は、空港南側のドリームリフター・オペレーションズ・センターに、より近い404~406番スポットへ移設する。これにより401~403番スポットを「今後の旅客便の新規需要」に充当する。

このほか、400番台から500番台への給油配管(バイパス)を設置し、26~28番と501~503番スポットの整備工事は、どちらからでも可能となり、将来需要への柔軟な対応が可能になるとしている。

《レスポンス編集部》

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