米国の自動車大手、フォードモーターのロシア合弁、フォードソラーズは10月14日、フォード『エッジ』のロシア現地生産を、2014年から行うと発表した。
エッジは、フォードブランドの中型クロスオーバー車。2006年1月、デトロイトモーターショー06で発表された。2010年2月、シカゴモーターショー10では、初の大幅改良モデルがデビューしている。
エッジのロシア現地生産は、フォードモーターとソラーズのロシア合弁、フォードソラーズのタタルスタン共和国エラブガ工場で、2014年初頭から開始される予定。同工場では2013年4月から、新型『エクスプローラー』の組み立てを開始したばかり。
フォードモーターは1907年、ロシア市場に進出。1991年にはロシア市場に再参入し、販売網を築いた。2002年には、初のロシア工場が完成。2011年には、ロシア大手のソラーズと合弁契約を結んでいる。
ロシアではSUVの販売が好調。フォードモーターはエッジの現地生産により、旺盛な需要に応える方針。フォードソラーズのテッド・キャニス社長兼CEOは、「フォードのロシアSUVラインナップ、エクスプローラーとクーガに、エッジが加わる。フォードブランドの存在感を強固にするだろう」と語っている。