タイヤ産業世界CEO会議、京都で開催…11メーカーが参加

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タイヤ産業世界CEO会議
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10月11日、京都にてタイヤ産業世界CEO会議が開催され、タイヤが環境と健康へ与える影響に関する調査を行っている長期プロジェクトの進展内容を確認し、プロジェクトを継続することを承認した。

参加企業はブリヂストン、コンチネンタル、クーパータイヤ、グッドイヤー、ハンコック、クムホ、ミシュラン、ピレリ、住友ゴム工業、東洋ゴム工業、横浜ゴムの各社。

前回、2011年に開催された世界CEO会議から 2年間に渡り、プロジェクトでは車両走行時に発生するタイヤ摩耗粉や道路上の粉塵が環境・健康へ与える影響とタイヤの材料として使用されるナノマテリアルが健康へ与える影響を調査。また廃タイヤの効果的な管理システムの展開活動など、タイヤに関する環境課題への取組みを行ってきた。

タイヤ摩耗粉および道路上の粉塵(TRWP)については、2006年から2011年に行われたTRWPの生態系への影響調査に引き続き、TRWPに含まれる化学物質の環境への影響を調査。その結果、これらは環境や健康に対するリスクは低いことが判明した。

ナノマテリアルについては、タイヤ製造工程におけるカーボンブラックおよび非晶質シリカの濃度を測定した結果、作業者への影響は極めて低いことが判った。

廃タイヤ管理については、CEOの承認を得て 2010年に発行した廃タイヤ管理マニュアルをプロジェクトに参加しているタイヤメーカー各社やタイヤ業界団体を通じて配布。また、効果的な廃タイヤ管理システムを他地域に展開する活動も行っている。

《纐纈敏也@DAYS》

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