JR西日本、山口線SL列車を一部再開へ…営業運転は片道のみ

鉄道 企業動向

JR西日本は10月16日、夏の豪雨で一部区間の運休が続いている山口線で、SL列車の運行を再開すると発表した。

山口線は7月28日の集中豪雨の影響で橋りょうが流失するなどの被害が発生し、現在も地福~津和野~益田間が運休中。11月16日からは津和野~益田間の運転が再開される予定だが、残る地福~津和野間の再開の時期が示されていない。

このため、JR西日本は新山口~津和野間で運転している『SLやまぐち』の本年度の運行計画を全て取りやめたが、山口県や島根県などから「運転再開に向けた強いご要望」があったとし、新山口~地福間でSL列車を運行することにした。

運行するのは『SLがんばろう山口・津和野』(11月2・3日)と『SLクリスマス』(12月21日)、『SL津和野稲成』(2014年1月1~3日)。蒸気機関車の向きを変える転車台(ターンテーブル)が地福駅にないため、営業列車として運行するのは地福行きの片道とし、新山口駅に戻る復路は回送列車となる。

主な駅の発着時刻は、いずれも新山口10時48分発~山口11時10分発~仁保11時24分着・11時31分発~地福12時14分着。地福駅では地元が用意する津和野行きの無料観光バスに連絡する。C56形蒸気機関車(C56 160)とDD51形ディーゼル機関車、レトロ客車で編成を組み、レトロ客車は『がんばろう』が5両、『クリスマス』『津和野稲成』が3両になる。いずれも全車指定席。

SL列車の運転再開にあわせ、C56 160の展示会も新山口駅構内(10月26日10時~11時30分)と下関総合車両所新山口支所構内(11月4日10~15時)で行われる予定。

《草町義和》

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