富山地鉄のオールステンレス車、11月3日から運用開始…花電車は運行期間延長

鉄道 企業動向
11月3日から通常運用を開始する、もと東急8590系の17480形。先頭下部にスノープラウが追加されている。
11月3日から通常運用を開始する、もと東急8590系の17480形。先頭下部にスノープラウが追加されている。 全 4 枚 拡大写真

富山地方鉄道(富山地鉄)は10月17日、大型オールステンレス車両の17480形について「10月末頃までには工事の完成と乗務員の習熟研修を終える見通し」になったとして、11月3日から通常運用を開始すると発表した。

17480形は、東京急行電鉄(東急)から購入した8590系4両を2両編成2本にまとめ直して改造した車両。車体長20m、片側4ドアのオールステンレス製軽量車体で、電力回生ブレーキを備える。車内座席はロングシートで、定員は141人、最高速度は110km/hとしている。

富山地鉄の鉄道路線でロングシート車が走るのは18年ぶり。当初は9月から運用を開始する予定だったが、若干遅れた。運用区間は同社の鉄道線全線。当面は平日の普通列車10本と急行列車2本、土曜・休日の普通列車15本で運用する。

運用開始前日の11月2日に臨時運行を実施するほか、運用開始当日の3日は稲荷町車両基地の一般公開イベント「ちてつ電車フェスティバル2013」を開催する。詳細は後日案内するとしている。

また、富山軌道線で運行している路面電車開業100周年記念の花電車は当初、10月13日までの運行としていたが、好評であるとして運行期間を31日まで延長する。

《草町義和》

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