【ITS世界会議13】スマートループ・アイの“次”が見えた…パイオニア

自動車 テクノロジー ITS
『次世代のスマートループ・アイ』は「PROBE DATA UTILIZATION(利用・活用)」として紹介された
『次世代のスマートループ・アイ』は「PROBE DATA UTILIZATION(利用・活用)」として紹介された 全 5 枚 拡大写真

パイオニアが「ITS世界会議2013」で出展し、注目されたのが現行サイバーナビに搭載されて話題を呼んだ、「スマートループ・アイ」の能力を拡大活用させる『次世代のスマートループ・アイ』だ。

【画像全5枚】

「スマートループ・アイ」は、車載カメラで捉えた映像をサーバーにアップし、渋滞や事故の発生などその道路状況をいち早く他の利用者へ伝えることができる、いわば“映像版プローブ”だ。今回の提案では、その「スマートループ・アイ」の能力を活かし、どの車線ならスムーズな走行ができるかを情報として提供可能にするというものだ。

たとえば事故などで交通規制があった場合、その情報をカメラで捉えたサイバーナビが映像としてサーバーにアップロード。その情報は瞬時に蓄積処理され、データを集計後ただちに他のサイバーナビユーザーに伝える。これによって、どの車線にいれば最もスムーズに走れるかを利用者は把握できるというわけだ。

デモ映像では、車線ごとに通過できた車両数を集計している状況が示されていた。これだけでもクルマの動きは把握できるが、規制情報を入ると障害情報が赤枠で示されるようになり、車線ごとの通行量差が顕著になっていくのが把握できる。つまり、スマートループ・アイで捉えた映像が車線ごとのデータ収集に役立つことが示されたのだ。

ただ、課題もある。現状では車線ごとに誘導できる地図データが存在しないのだ。そのため、車線誘導するための情報が得られても誘導する術がない。とくに車線での移動となればより高精度な地図データが求められるのは間違いないだろう。さらに、スマートループ・アイを使うユーザー数を増やすことも重要だ。担当者によれば、スマートループ・アイの利用者は現在20万台前後。リアルタイムで情報をアップするには実数としてはまだ不足しているという。

とはいえ、映像を使ったリアルタイムプローブを実現するスマートループ・アイの可能性は限りなく大きく、今後への期待がこれまで以上に膨らんだことは確かだ。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ アルト 改良新型】なぜ「Sマーク」の位置が変わった? コストと空力、「親しみやすさ」へのデザインの最適解とは
  2. アルピナ、北米限定の新型モデルを3月6日に世界初公開…BMW『X7』ベース
  3. キーパー技研が新サービス、窓ガラス用「遮熱キーパーフィルム」施工販売を開始
  4. BMWの22車種2万3650台でリコール…火災が発生、スターターの機能不全で
  5. 「通勤通学の足これでええやん!」“22万円”の電動スクーター『ICON e:』発表に、「ホンダも本気出してきた」とSNSで話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る