ロールスロイスは、トレント1000テストエンジンを、NASA(米航空宇宙局)のジョンC・ステニス宇宙センター近くにあるインフィニティ宇宙センターに寄贈したと発表した。
トレント1000エンジンは、インフィニティ宇宙センターの航空機用エンジンの歴史や技術を紹介する「サイエンス・テクノロジー・エンジニアリング&マセマティックス」に展示される。
インフィニティ宇宙センターは、若い世代に研究開発や技術に関して刺激を与えるため、昨年開設された施設。
ロールスロイスは2007年、ステニス宇宙センターに、屋外のジェットエンジン試験施設を設けた。
インフィニティ宇宙センターに寄贈したトレント1000エンジンは、英国で組み立てられた後、ステニス宇宙センターの屋外試験設備でテストされた。その後、英国に戻され、認定のために必要なテストとデータ収集を行った。
ロールスロイスのトレント1000エンジンは、ボーイング787ファミリー向けに開発されたエンジン。トレント1000エンジンを搭載したボーイング787-9の初号機は9月17日、最初の飛行試験を実施した。