マレーシア来年の経済成長は5.0%超、MIER予想

エマージング・マーケット 東南アジア

独立シンクタンク、マレーシア経済研究所(MIER)は来年の国内総生産(GDP)成長率予想を発表、5.0-5.5%となるとの予想を示した。ザ・スターなどが報じた。

MIERは、財政赤字やひっ迫した財政状況を緩和し、強まる下振れリスク制御を図った財政戦略及び政策が成長を支えると見込んでいる。また、経済成長は旺盛な国内消費に依存している傾向にあるが、中長期的に成長を期待することは出来ないと分析した。

ザカリア・アブドル専務理事は、財政戦略においては財政赤字や政治及び経済問題に対処するだけではなく強い政治的意思が必要だとコメント。輸出が減少傾向にあるため、増加する財政赤字や縮小する経常黒字などの経済の軟化に対処するための構造改革をこれ以上遅らせるべきではないとの見解を示した。

貿易収支および経常収支両方が赤字となる「双子の赤字」についてザカリア専務理事は、陥る寸前だとした上で、早急に構造改革を進めるべきと述べた。イニシアティブなどを実施すれば財政赤字は来年、国内総生産(GDP)比で3.5%への削減も可能との見解を示した。

広瀬やよい

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