【日産 エクストレイル 新型発表】エクストレイルに一本化…デュアリス販売終了へ

自動車 ニューモデル 新型車
新型 エクストレイル
新型 エクストレイル 全 22 枚 拡大写真

日産自動車は10月24日、全面改良した新型『エクストレイル』を12月から販売を開始すると発表した。これを機に同社の国内でのミッドサイズSUVはエクストレイルに一本化。すでに国内向け『デュアリス』の生産は終わっており、在庫が無くなり次第販売も終了する。

日本市場向けSUVの商品企画を担当する富岡保リージョナルプロダクトマネージャーは「基本的に今までのエクストレイルのポジショニングは変えないが、今台頭しているクロスオーバー勢のニーズを全部、新型に取り込んで最強のSUVにするという中でデュアリスの持っている要素も当然新型に生かされている。また新しいシャシー技術、制御も全車に採用しているので走りに関するところは、現在のデュアリスを志向するお客さんのニーズも合致していると思っている」と一本化の背景を語る。

また「日本以外の市場は『キャシュカイ(日本名デュアリス)』よりエクストレイルの方が販売価格が高い位置にある。日本だけがだいたい同じ価格帯でラインアップしてきた。そういった面からも、他の市場は振り分けが可能だったが、我々は国内の限られた需要の中でラインアップは効率的にやりたいということもあって、ここはひとつに絞った」とも。

デュアリスのユーザーニーズを満たすという走りに関しては「悪路を走行している時に車体に入ってくる上下のG入力をセンサーが感知して、でこぼこが小さい時はエンジン制御で、大きな入力になるとブレーキまで介入してできるだけ車体の振動を抑えるアクティブライドコントロールを採用。コーナリングの際にドライバーがアクセルやブレーキを踏みかえる操作をできるだけ減らすために、エンジンブレーキを働かせてスムーズに曲がれるアクティブエンジンブレーキも採用、いずれも世界初の技術」と説明した。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る