古野電気、海峡に応じて映像を自動調整する機能を付加したチャートレーダーを開発

船舶 企業動向
古野電気、チャート機能付き航海用レーダー(チャートレーダー)「FAR-3000」を開発
古野電気、チャート機能付き航海用レーダー(チャートレーダー)「FAR-3000」を開発 全 2 枚 拡大写真

古野電気は、チャート機能付き航海用レーダー(チャートレーダー)の新製品「FAR-3000」を開発した。2014年春から販売開始する予定。

新製品は、電波の発振部に固体化(半導体)素子を、同社で初めて採用した。また、海況に応じて表示映像を調整する自動クラッタ除去機能を付加した。

新製品は、従来機種「FCR-2xx9」と同様、電子海図情報表示システム(ECDIS)、コニング表示装置、アラートマネジメントシステムなどと接続して一体運用・操作が可能なマルチファンクションディスプレイ機能を備えたチャートレーダー。

探知距離と電波の周波数帯域によってXバンドと、Sバンドのモデルを取り揃える。Sバンドについては、電波の発振部にマグネトロンを採用したモデルと、同社初となる固体化素子を採用したモデルの2種類を開発した。固体化素子を採用するモデルは、マグネトロンの定期交換が不要となるため、ランニングコストとメンテナンス性が高いほか、近距離探知性能や映像表現の向上を図った。

また、ボタンひとつで海況(Calm/Rough Sea/Hard Rain)に応じて、感度を自動調節し、海面/雨雪除去機能を最適に作動させる「自動クラッタ除去機能」を新たに搭載した。空力抵抗と温度上昇の抑止を目的にアンテナ部のデザインを一新し、アンテナの耐久性向上も図った。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. 軽EV市場に新顔登場、ホンダ『N-ONE e:』と競合する車種
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る