三菱自動車のスポーツモデル、『ランサー エボリューション』。同車が米国において、リコール(回収・無償修理)を行うことが分かった。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカから、ランサー エボリューションに関するリコールの届け出を受けたと発表している。
今回のリコールは、トランスミッションの不具合が原因。NHTSAによると、ランサー エボリューションの5速MTのクラッチマスターシリンダーに製造上の不具合があるため、ギアが入らなくなったり、抜けなくなる恐れがあり、事故のリスクが高まるという。
リコールの対象となるのは、2008-2013年モデルのランサー エボリューションの一部。2007年12月から、2013年3月にかけて生産され、米国で販売された1万0474台が該当する。
三菱モータースノースアメリカでは、対象車の顧客に連絡。対策部品が用意でき次第、クラッチマスターシリンダーを交換するリコール作業に着手する予定としている。