川崎重工、医薬・医療向けロボット2機種を開発

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MC004N
MC004N 全 2 枚 拡大写真

川崎重工業は28日、医薬・医療向けロボット「MC004N」と「MS005N」の2機種を、11月1日から発売すると発表した。

今回発売する医薬・医療向けロボットは、アーム本体に凹凸が少なく滑らかな表面と高い防水性能を兼ね備えているのが特徴。洗浄し易い形状と薬液耐性の高い表面処理によってクリーニング作業が容易なため、汚染を防止できる。ISO規格でクラス5の清浄度を実現し、医薬・医療業界の生産ラインで必要とされる衛生面に配慮したロボットとして開発した。

医薬・医療現場では、人が介在することによる作業ミスや微生物が混入するリスク、抗ガン剤などの高薬理活性医薬品の取扱いによる曝露リスクを排除するため、ロボットを活用して作業を自動化するニーズが高まっている。新製品はこれらのニーズに対応するため開発した。

ツール用ケーブルをロボット先端フランジまで内蔵することが可能な構造となっており、他の周辺装置との干渉領域を少なくすることができるため、狭い空間や周辺装置に載せて設置することも可能。

「MC004N」は、全高が低くコンパクトなボディに仕上げた垂直多関節6軸ロボットで、アーム重量が25kgと軽量。ガスケット・シール類は、米国食品医薬品局適合のものを使用している。

「MS005N」は、垂直多関節7軸ロボットで、7つの自由度を持つことで、狭い空間でも周辺機器との干渉回避が容易に図れる。アームはオールステンレス構造となっているため、耐性が高い。

MC004Nは年間200台の販売を計画しており、価格は380万円。MS005Nは年間50台の販売計画で価格は1500万円。

《レスポンス編集部》

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