「カーグラフィック」初代編集長、小林彰太郎が死去…享年83歳

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自動車雑誌『カーグラフィック(Car Graphic)』(二玄社、その後カーグラフィック)の初代編集長であり、現名誉編集長の小林彰太郎氏が10月28日、死去した。享年83歳。

小林氏は1962年、二玄社よりカーグラフィックを創刊、初代編集長の職に就いた。同誌は「暮らしの手帖」に範をとった消費者視点による独立カージャーナリズムという立場から、商品としての自動車のみならず、自動車が持つ社会的意義や道路行政にまで踏み込んだ幅広い評論活動を展開し、多大な支持を得た。就任後、27年の長きにわたり同職を務め、その後編集顧問、名誉編集長としてひきつづき自動車ジャーナリズムの一翼をになった。

著書には『On the road―すばらしきクルマの世界』(二玄社)、『小林彰太郎の日本自動車社会史 』(講談社)、『昭和の日本 自動車見聞録』(カーグラフィック)など。翻訳書としてはポール・フレール執筆による『ハイスピード・ドライビング』『新ハイスピード・ドライビング』(二玄社)を手がけたほか、児童書の『じどうしゃアーチャー』(教育画劇)の監修などもおこなっている。

《北島友和》

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