英国の高級SUVメーカー、ランドローバーは10月28日、新型『レンジローバー』にロングホイールベースを追加設定すると発表した。
レンジローバーにロングホイールベース仕様が用意されるのは、1992-1994年の『レンジローバーLSE』以来、20年ぶりの出来事。中東や中国、米国など、高級サルーンのロングホイールベース車が好まれる市場へ投入され、顧客のニーズへの対応を図る。
ロングモデルは、標準仕様のレンジローバーに対して、全長をおよそ200mm延長。その多くは、ホイールベースの拡大に充てられた。ランドローバーによると、後席足元の空間は、標準仕様のレンジローバーに対して、140mm増えているという。
また、後席のシートの背もたれは、リクライニングの角度が8度から17度へ拡大。電動サイドドアブラインドやパノラミックサンルーフを標準装備するなど、後席乗員の快適性を高める工夫も凝らされた。
レンジローバーのロングホイールベース仕様は11月5日、中東で開幕するドバイモーターショー13でワールドプレミア。11月20日にはロサンゼルスモーターショー13、11月21日には広州モーターショー13でも披露される。発売は2014年春を予定している。