ホンダ、太陽電池事業から撤退「事業計画がある意味甘かった」

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ホンダ 岩村哲夫副社長
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ホンダは10月30日、子会社のホンダソルテックを通じで行っていた太陽電池事業から撤退すると発表した。同日会見したホンダの岩村哲夫副社長は「事業計画そのものがある意味甘かった」との認識を示した。

岩村副社長は「太陽電池事業は非常に競争が激しい領域になっている。とくにシリコンの暴落で相当安い商品ができるようになり、私どもは競争力をだいぶ失ってきた」と事業撤退の背景を語った。

また「始めた時は(パネル素材の)CIGS(銅-インジウム-ガリウム-セレン)は時代の先端をいく、ものすごい技術だと我々は自信を持っていたが、シリコンの暴落で事業が成立しなくなった。経営として将来性を考えた時に、このタイミングで決断するのが一番良いということになった」とも説明した。

ホンダソルテックは2014年春に事業を終了し、会社は清算される。岩村副社長は「清算にあたっては従業員の方々と十二分に話をさせて頂きながら、自主退職という形をとってもらう。私どもとしては再就職を含め、できる限りのケア、フォローをしていきたいと考えている」と述べた。

《小松哲也》

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