マレーシア破産宣告者、年初9カ月で1万6306人に…自動車ローン破綻がトップ

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシアでは、破産宣告を受けた個人の数は今年年初9カ月ですでに1万6306人に達しており、毎日60人が破産している計算になっている。

ナンシー・シュクリ首相府相が明らかにした。35-44歳の年齢層が最も多く、全体の34%を占めた。45-54歳は26%、25-34歳は20%、55歳以上は11%だった。

破産件数は2007年には1万3,238人だったが、2008年は1万3,855人、2009年は1万6,228人、2010年は1万8,119人、2011年は1万9,167人、2012年は1万9,575人と年々増加の一途をたどっている。

2007年からの累計は11万6,488人で、民族別ではマレー人が45.10%を占めて最も多く、華人は32.97%、インド系は12.63%を占めた。
破産原因については、自動車ローン破綻が26.14%を占めて最も多く、住宅ローン破綻が17.62%、個人融資破綻が15.50%、ビジネス融資破綻が12.39%をそれぞれ占めた。クレジットカード破綻も4.18%を占めた。性別では男性が70%を占めた。

シュクリ大臣によると、政府は一旦破産宣告を受けた人が再出発の機会を得られやすいように個人破産の定義見直しを検討中。債務額の下限を3万リンギから5万リンギに引き上げる方針だという。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  2. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
  3. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  4. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  5. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  6. 今どき? ダウンサスが注目される理由とは…夏のカスタムHOW TOまとめ
  7. 歴代最強? 新型ポルシェ『カイエン』はこうなる! 最上級グレードは1000馬力超え
  8. 新型EVセダン『マツダ6e』、カーフェスト2025で英国一般初公開へ
  9. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
  10. 軽キャンピングカー最大級の空間、ダイハツ『アトレー』ベースで363万9000円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る