WRCは11月1日、ニュージーランド人ドライバーのヘイデン・パッドンが、ラリースペインでのWRCデビュー後にラリーを振り返ると共に、さらなるWRCのシートタイムが必要と語った特集記事を公開した。
WRCでのフルタイムの運転を目指している26才のパッドンは、イベント前のテストをしなかったため、フォード・フィエスタRSをセットアップに苦しみ、結果的にこのラリーを8位で終えることとなった。
オープニングのターマック路面のステージで、彼は「僕達は多くのアンダーステアに苦しんでいて、コーナーでのスピードを持ち出せないでいる。僕達は車のために働き、ベストのセットアップを模索しているところだ」と語った。
そして日曜日に路面がグラベルに変わった時、その条件は3度のニュージーランドラリー・チャンピオンシップを勝ち取ったパッドンにとってはより良い条件となるはずであった。
「自分の好みの路面であるグラベルに移ることで、僕は高い競争力を持てると期待をしていた。だが僕達はフィエスタでグラベル上のテストしたことがなかったので、自信を持つのがいかに困難かを、ステージの最初のコーナーで知ることとなった」と彼はその際に苦しんだことを認めた。
そしてパッドンは将来について、「まだどうなるかはわからないが、僕達は来年ワールドラリーカーを運転したいと望んでいる。今回の経験は競争力を持つために、さらなるシートタイムが必要であることを僕達に教えてくれた」と語った。