【東京モーターショー13】レクサス RC担当者「クーペが愛される理由はただ一つ、カッコいいから」

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レクサス RC
レクサス RC 全 30 枚 拡大写真

レクサスは、先鋭と精妙を意味する「L-finesse」をデザインフィロソフィーに掲げ、これまで数多くのモデルを世に送り出し、プレミアムブランドとしての地位を高めてきた。

【画像全30枚】

11月20日から12月1日までの期間、東京ビッグサイトで開催する「第43回 東京モーターショー 2013」で世界初公開されるスポーツクーペ『RC』は、市販化が期待される注目の1台だ。そのデザインについてチーフエンジニアの古山淳一氏とレクサスデザイン部グループ長の梶野泰生氏に話を聞いた。

快適性や利便性は潔くそぎ落とす

----:あえて市場規模の小さいクーペを生み出した理由とは

古山:レクサス全体として、今、ブランドのイメージをよりエモーショナルなものに変えていきたいという大きな流れがあるんです。確かにマーケットは小さいですが、ラインナップのなかにクーペのような華のあるクルマが1台は欲しかったのです。

----:レクサスが考える「クーペ」とは

古山:まずは、クーペとは何かというところから考え始めました。クーペといえば、ドアは2枚しかないし、荷物も多くは乗せられない。決して使い勝手のいいクルマとはいえません。それでも昔から自動車ファンにとって憧れの存在であり、愛され続けています。その理由はただ一つ。カッコいいからなのです。美しいスタイルと心躍る走り。その実現のために快適性や利便性はそぎ落とす。その潔さがRCにはあるんです。

----:美しさを表現するのに苦労した点は

梶野:クーペらしいプロポーションをどう見せるかという点です。レクサスブランドの象徴でもある、スピンドルグリルを起点として、フロント、リアへと連なったデザインにしています。そして、グリルやリアスポイラー、バンパーの位置を下げ、全高を低くすることで、スポーティさとダイナミックさを演出しました。さらに、ISと比べてワンサイズ大きなタイヤを採用していて、レクサスブランドの中で一番のオーバーフェンダーとしています。ここまでやって、やっと理想のスタイルが表現できたという感じです。

セダンの派生系ではない、純粋なクーペ

----:競合車とRCの違いはどこにあるのでしょうか

古山:競合ブランドもクーペは出していますが、もともとセダンがあって、その派生系でクーペを作っている場合が多い。確かに、大衆車と比べると生産数は少なくなるので、そのほうが簡単でコストもかからないでしょう。しかし、レクサスではクーペ本来の魅力を考えて、単に従来のセダンの4枚ドアを2枚にするのではなく、純粋にクーペとして誕生させたかったという思いがあります。

----:ベースとなるデザインがないと難しいのでは

梶野:そういうデザイナーもいるかもしれませんが、私の場合、既存の縛りがない分、デザイン代(しろ)を思う存分使ってのびのびとデザインできました。先程申しあげたとおり、今回はデザインを優先させていただいた部分が大きいので、後方の快適性やラゲッジスペースなどは随分我慢してもらっています。とはいえ、ラゲッジにはゴルフバッグが2つ入るスペースは確保していますよ。優等生とはいえないかもしれませんが(笑)

これまでになかったカラーリング

----:新開発のカラーリングを採用した狙いは

梶野:もともとレクサスは、高輝度や発色性という部分に強くこだわっています。カラーリングは通常、カラーベースのなかにマイカなどを混ぜてからクリアコートをかけるのですが、今回は下地にシルバーコートを重ねて、色を持ったクリア(カラークリア)をかけ、最後にもう一度クリアコートをかけるという手法を採用しています。手間はかかりますが、こうすることで色に深みが出て、発色がとてもよくなるので、RCのような主張の強いクルマにはぴったりなんです。

----:女性のユーザーを意識している部分もあるのでしょうか

梶野:特別に女性に向けて、ということではありませんが、もちろん女性にも乗っていただきたいですね。ターゲット層は30代、40代を中心とした独身、カップル層を想定しているので、クルマを「自己表現の手段」と考えている人や、これまでレクサスに興味がなかったという人に気に入っていただけたら、一つの成功といえるでしょうね。

《村尾純司@DAYS》

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