NASCARはマイケル・ウォルトリップ・レーシングの、レギュラーシリーズ最終戦の順位操作疑惑によってチームを離脱する意向を示していたマーティン・トゥルエクス・Jrが、2014年度よりファニチャー・ロウ・レーシング(FRR)No.78の車を運転することを発表した。
FRRはトゥルエクス・Jrと複数年の契約を交わしたことを、正式に発表した。
「こんなことが起こるとは思っていなかった…。1、2ヶ月前にリッチモンドで不幸に見舞われた後、この契約のおかげでラッキーになれるなんて…。僕達は共に、幾つかの素晴らしいことができると望んでいる」とトゥルエクス・Jrは語った。
6月にソノマ・レースウェイで行われたレースで勝利し、9月のリッチモンドでチェイス・フォー・ザ・NASCARスプリントカップに参加する12人のドライバーの中にタイブレーカーで選ばれたことが発表された翌日、MWRの順位操作疑惑によってメンバーから外されてしまい、さらにメインスポンサーであったNAPAが撤退することで、彼の立場はますます苦しくなってしまった。
「スプリントカップのレースで、誰かがこの時期にシートを失うと、このように競争力のあるチームで運転できる可能性は非常に小さいか、または皆無だ。僕はこの契約を交わすことができて、とても幸運だと感じているよ」とトゥルエクス・Jrは付け加えた。