【JNCC 最終戦 爺ヶ岳】強豪ゲスト、J・ストラングに渡辺学が肉薄
モータースポーツ/エンタメ
モータースポーツ

迎え撃つ日本勢も、エルズベルグロデオを4度完走している田中太一や、元モトクロスのファクトリーライダーである釘村忠、現役モトクロスライダーでJNCC経験のある能塚智寛が参戦表明。鈴木健二・渡辺学のトップ2だけでない層の厚さで対抗する。
ホールショットは、まさかのスタートを苦手にしていた田中。これにゲストの2名が食らいついていくオープニングラップ。最大の難所といわれるコース中盤のガレクライムで田中が失速するなか、ミードがトップを奪取。ストラングがこれに続き、能塚がこの世界レベルの2名を追う。鈴木・渡辺は出遅れるものの、周をおってこのトップグループへと差を縮めていく。
ミードは、序盤からマシントラブルに見舞われてしまい、1周毎にピットイン。ストラングがトップでリードを奪っていくが、日本勢渡辺がいよいよ本領発揮。中盤では40秒差まで追いついたものの、転倒でペースを落としてしまう。結果、ストラングが最終戦を制し、2位に渡辺。3位は鈴木で2年連続のチャンピオンへ。4位には、能塚が気を吐いた。また、セカンドクラスであるAクラスでは、若手前橋孝洋が優勝でチャンピオンに。なんと総合でも6位に入るという大活躍。
GNCCのトップクラスに対して、決して「絶対に勝てない」相手ではないことを日本勢が証明した最終戦となった。
《稲垣 正倫》