トヨタ、通期営業利益を最高に迫る2兆2000億円に修正
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通期の連結世界販売計画は910万台(3%増)を据え置いたものの、為替レートの見直しによる効果や原価改善への取り組み強化などで、大幅な上方修正となった。純利益も同様に過去2番目となる1兆6700億円(74%増)と、前回より1900億円上方修正した。為替は下期1ドル95円で通期では同97円と、前回より5円円安に見直した。
東京で会見した小平信因副社長は、「円高修正の効果と並んで原価改善、さらに粗利の改善といった営業面の努力も進める。引き続き為替変動に左右されない体質づくりに取り組んでいく」と語った。
第2四半期(4~6月期)累計も高水準の利益となり、純利益は1兆6億円(前年同期比83%増)と上期では初めて1兆円を突破し、過去最高となった。
《池原照雄》