ホンダの米国法人、アメリカンホンダは11月5日(日本時間11月6日未明)、米国ラスベガスで開幕したSEMAショー13において、米国向け『オデッセイ』のカスタマイズカー、『Bisimoto 2014 ホンダ オデッセイ プロジェクト』を初公開した。
このオデッセイは、Bisimotoエンジニアリングがカスタマイズを担当。日本仕様よりも、ひと回り大きな専用ボディを持つ米国向けオデッセイを、地面すれすれまでローダウンさせた。キャンバー角を付けた後輪も、迫力を醸し出す。
「パワー・バン」をコンセプトに、大幅なパワーアップを果たしているのも特徴。3.5リットルV型6気筒ガソリン「i-VTEC」エンジンには、ターボネティクス製のターボチャージャー2個をはじめ、ピストンやコンピューター、排気系に至るまでフルチューン。レーシング燃料を使用する効果もあり、最大出力は1029psを獲得する。ノーマルの248psに対して、4倍以上の出力を得た計算。
外観は、グリルを外して、ラジエーターむき出しのフロントマスクが目を引く。この他、ホンダ純正用品を使ってカスタマイズ。タイヤはトーヨー「T1」で、サイズは255/30ZR20。インテリアはレカロ製スポーツシートや球状のマニュアルシフトレバーが装着された。
Bisimotoエンジニアリングは、このオデッセイについて、「レーシングカーのノウハウを注入し、パフォーマンスと信頼性のベストバランスを図った」と説明している。