米国の自動車大手、フォードモーターは11月5日、中東で開幕したドバイモーターショー13において、中東とアフリカに積極的な新車攻勢をかけると発表した。
同社の発表によると、今後2年間に、フォードとリンカーンの両ブランドで、合計17の新型車を中東&アフリカ市場に投入。この17車種には改良モデルも含まれるが、これまでにない新車攻勢となる。
これらの17車種の一部を、ドバイモーターショー13で発表。まずは、中型セダンの新型フォード『フュージョン』、小型SUVの新型フォード『エコスポーツ』の2車が、会場で披露された。この2台は、ドバイモーターショー13が中東デビューとなる。
同時にフォードモーターは、中東とアフリカ事業の強化も発表。中東とアフリカ部門を独立させ、47市場を統括する体制へと移行した。
フォードとリンカーンの中東とアフリカ市場での販売は、この4年間で60%もの伸び。欧州フォードのステファン・オデール社長は、「中東とアフリカは次の自動車成長市場のひとつになるだろう。我々は現地の顧客に、優れた乗用車とトラックを届けていきたい」と述べている。