ジャムコが発表した2013年9月中間期の連結決算は、経常損益が11億5500万円の黒字となった。前年同期は1億0300万円の赤字だった。
売上高は前年同期比26.5%増の286億0500万円と大幅増収となった。航空機内装品事業では、787ギャレー(厨房設備)やラバトリー(化粧室)の出荷増加、スペアパーツ販売の増加などから増収となった。
航空機器製造事業では、炭素繊維構造部材(ADP)と民間航空機用エンジン部品の工場移転後の操業が本格化し、生産量を伸ばしているものの、熱交換器などの防衛関連部品の受注が低迷して売上高は減収となった。
航空機整備事業では、組織再編による効率化が進み、前期まで受注面で被災の影響が残った機体整備事業(仙台)が回復してきたことなどから増収となった。
営業利益は増収や為替差益の効果で、同240.0%増の10億4500万円と大幅増益となった。
当期損益は6億0300万円の黒字となった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。