ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは11月7日、10月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万3393台。前年同月比は14.6％増と、2桁増を達成した。
市場別実績は、信用不安の欧州が回復傾向。欧州では10月、4442台を販売。前年同月比は21.2％増と、2か月連続で前年実績を上回った。地元ドイツも1792台を販売し、前年同月比は42.9％の大幅増。2か月連続で前年実績を超えている。
また、米国は前年同月比10.3％増の4152台と、引き続き好調。単一国としては、13か月連続で中国を上回り、ポルシェの最量販市場に君臨した。中国の10月実績は、2948台。前年同月比は20.9％増と、2桁の伸び率に回復した。中国を含めたアジア太平洋/アフリカ/中東では、12.7％増の4799台を売り上げる。
10月実績を車種別で見ると、SUVの『カイエン』が6990台を販売。新型『ケイマン』も、1000台以上を販売した。新型ケイマンは2013年1-10月、約8500台を販売。
ポルシェの2013年1‐10月世界新車販売は、前年同期比14.7％増の13万3140台。同社のベルンハルト・マイヤー営業＆マーケティング担当取締役は、「第4四半期も良いスタートを切った。10月は世界の全地域で成長が持続。ロサンゼルスモーターショーでは、『マカン』をワールドプレミアする」と語っている。
