三菱自動車は11月8日、『コルト』のすれ違い用前照灯(ヘッドライト・ロービーム)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは『コルト』で、2002年10月30日~2004年2月25日に製造された7万4199台。
すれ違い用前照灯のアース回路の一部であるバルブ固定用サポータースプリングが不適切なため、コネクター組み付けのばらつきや点灯熱による経年劣化により接点圧が不十分となり、振動等によりアース回路接点部でスパークが発生し接点部が発熱する場合がある。そのため、そのまま使用を続けると、サポータースプリングが熱変形し、最悪の場合、すれ違い用前照灯が不灯となるおそれがある。
全車両、リフレクターのバルブ固定部を点検し、損傷が認められる場合は、前照灯一式をアースプレートを追加した対策品に交換する。バルブ固定部に損傷がない場合は、アースプレート、および端子カバーを追加し、コネクター、およびサポータースプリングを交換する。
不具合発生件数は166件で、市場からの情報により発見した。
事故は起きていない。