【JALの心臓部 OCCに潜入】すべての情報が集る場所、それがオペレーションコントロールセンター

航空 企業動向
JAL便の運航について大きな権限を持つミッションディレクター席の後方から眺めたオペレーションコントロールセンター、通称「OCC」。
JAL便の運航について大きな権限を持つミッションディレクター席の後方から眺めたオペレーションコントロールセンター、通称「OCC」。 全 8 枚 拡大写真

日本航空(JAL)グループが1日に運航する国内線と国際線は約990便。このうち約70%にあたる約720便のコントロールを行う部署が、東京都品川区の同社本社内にある。それが「オペレーションコントロールセンター」、通称「OCC」だ。

【画像全8枚】

OCCの主な業務は運航管理(機材運用や乗員スケジュールの調整、クルーワーク)、顧客サポートなどの日常業務。そしてイレギュラー時におけるスケジュール統制などの危機管理、この二本立てとなる。これらの業務を行う部署が1フロアに集約されており、ここがまさに「JALの心臓部」といえる。

運航管理は日々の運航に直結するもの。部署は国内線と国際線に分かれているが、このOCCで管理する約720便の機材繰りと呼ばれる機体の運用管理であるとか、フライトプラン作成も一括して行っている。フライトプランの作成者の前には複数のモニターが並び、これらに表示される気象状況や、ノータム(NOTAM=Notice To Airmen)と呼ばれる臨時の航空情報を参照しながら現況を判断。効率の良いルートを設定していく。

日本国内では各空港のリアルタイム状況がWebカメラによって把握できるようになり、気象条件が急激に悪化した場合の対処もしやすくなったという。カンパニー波と呼ばれる無線で実際に飛んでいる先行機からの状況通報も頻繁に行われており、フライトプランのアップデートも同様に行われていく。

国際線の部署は24時間稼動している。午前中から午後は韓国や中国方面を中心としたアジア便。夜中もアメリカやヨーロッパ方面の便があるためだ。フライトプランの作成については国内線と同様に気象状況や先行機からの報告を参考にするが、機内サービスを行う時間帯を加味して、その間は気流が安定した高度を飛行することもあるという。また、国際線では通常の無線が到達しないエリアを飛行することもあり、衛星電話回線に直結した電話機が用意されていて、緊急事態の発生時にも連絡が取りやすい体制が構築されている。

《石田真一》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ドゥカティ『パニガーレ V4』2027年モデル発表、V4エンジン改良で218ps達成・最高速12km/hアップ
  2. メルセデスAMG、新型高性能SUV『GT SUV』を予告…デビューは10月17日
  3. ポルシェ『ミッションS』世界初公開、911を超える新型スーパースポーツに
  4. 「何度見てもかっこいい」アルファロメオの観音開きクーペ『クオーレロッソ』にSNSで反響!
  5. 海を渡った日本車と、育てた人たち…ポーランドで出会った「もうひとつの日本のクルマ文化」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. 物流のAI革命「ロジスティクス4.0」の先にある商用車の新ビジネス…ローランド・ベルガー 小野塚征志氏[インタビュー]
  3. インド国産化の進め方、事業の核の築き方【インド・新自動車大国の素顔】
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る