ドイツの高級車メーカー、アウディは11月7日、ハンガリーのエンジン工場の累計生産台数が、2500万基に到達したと発表した。
アウディはハンガリーのジェールに、エンジン製造子会社、アウディ・ハンガリー・モーターを設立。1993年から、エンジンの組み立てを開始した。累計生産2500万基は、生産開始から20年で達成した記録となる。
記念すべき2500万基目となったのは、主力エンジンの直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TFSI」ユニット。最大出力272psを引き出すこのエンジンが、特別モデルのアウディ『TTSクーペ・コンペティション』に搭載された。
同工場では現在、およそ5400名を雇用。1日当たりのエンジン生産台数は、8100基を超えている。最大出力86psの4気筒から、570psの12気筒まで、エンジンバリエーションは235種類にも及ぶ。
アウディの生産担当、フランク・ドレブス取締役は、「アウディのハンガリーエンジン工場は、我々の成長の礎」とコメントしている。