ZMPは11月13日、単眼カメラによる歩行者・車両検出実験キット「RoboVision Single 実験キット」の販売を開始した。
自動運転や先進運転支援システムにおいては、歩行者や先行する車両の検出が重要であり、単眼カメラによるオブジェクト検出の代表的な手法として、HOG(Histograms of Orientied Gradients)特徴量抽出、機械学習の手法の一つであるサポートベクターマシン(SVM、Support Vector Machine)によるしきい値学習がある。
新製品は学習段階においては、まず撮影した画像からトレーニングデータを作成。HOG特徴量を算出し、SVMを構築する。検出段階では、汎用的な開発環境である高性能グラフィックプロセッサ(GPU)を用いることで、リアルタイムに歩行者・車両の検出を行う。
新製品は、単眼カメラ、高性能グラフィックプロセッサ(GPU)、および学習と検出を行うアプリケーションで構成。プログラミングの必要はなく、単眼カメラによる歩行者や車両の検出など、先進運転支援システムの開発に即時活用することができる。
価格はエントリー向けGPUを用いた「RoboVision Single 実験キットLite」が34万6500円、ハイエンドGPUを用いた「RoboVision Single 実験キット」が49万8750円。