【新聞ウォッチ】冬のボーナス平均82万2121円、自動車は「過去最高」の91万5818円でウハウハ

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2013年11月14日付

●冬のボーナス5.79%増、大手76社82万2121円、円安効果で (読売・2面)

●BMW日本でEV (読売・8面)

●ハリアー全面改良 (読売・8面)

●世界最大航空誕生へ、アメリカン・USエア合併承認(朝日・10面)

●あの頃思い出せる?流行語30年のトップ10、亭主元気で
●RJCカー・オブ・ザ・イヤー「アテンザ」 (毎日・7面)

●アベノミックス相場1年、株価68%上昇も停滞感 (産経・3面)

●メキシコ車輸出拠点に者、日米欧、FTA網を活用 (日経・6面)

●河西工業、子会社株の一部トヨタ系に譲渡 (日経・11面)

ひとくちコメント

大手企業に勤めている人はうらやましい限りだ。経団連が発表した大手企業76社の冬のボーナスの第1回集計によると、平均妥結額(加重平均)は前年比5.79%増の82万2121円となったという。

きょうの毎日が1面準トップで「冬の賞与5.79%増、バブル以来伸び、大手平均82万円」と大きな見出しで報じているほか、他紙も派手に取り上げている。

前年を上回るのは2年ぶりで、伸び率はバブル期の1990年の6.15%以来の高さだそうだ。金額でも、80万円台を2年ぶりに回復したという。

業種別を比べてみると、きょうで丸1年を迎えた安倍政権の経済政策「アベノミックス」で円高が修正されたことで業績が大幅に改善した自動車が91万5818円(同13.02%増)と過去最高の伸びを記録した半面、内需型の紙・パルプ、原油など原材料高の化学などの業種は減少しており、業種間での格差も鮮明になってきた。

ただ、アベノミックスは一時金よりも「賃上げ」を各企業に要請している。先の中間決算の発表では,自動車メーカーで「ベアに前向き」と言い切ったのは三菱自動車の益子修社長だけだった。ボーナスの“あぶく銭”だけでは、日本経済の先行きは心配である。

《福田俊之》

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