【国際ロボット展13】これぞ本当のロボットダンス!? 川崎重工業の産業ロボットに感動

自動車 ビジネス 企業動向
川崎重工業のスポット溶接ロボット
川崎重工業のスポット溶接ロボット 全 6 枚 拡大写真
今回の国際ロボット展で最も力が入っていたブースはどこか、と聞かれたら、筆者は間違いなく川崎重工業を挙げる。

それは産業ロボットでも我々に密接に関係しているクルマの生産ラインで働くロボットたちを一挙に展示して、実際の生産ラインをイメージするデモンストレーションを披露してくれていたからだ。

川崎重工業と聞けば、我々はカワサキのオートバイを製造しているメーカーとイメージするが、実は産業ロボットのメーカーとしても活躍している。それどころか船舶や鉄道車両、航空宇宙産業や工場のプラント設備など、クルマ以外のほとんどの大型機械を生産している巨大な重工業メーカーなのである。

それにしても思わず凝視してしまうのは、クルマを組み立てるロボットたちの動きの面白さだ。それぞれのロボットが違う部分をスポット溶接しているのだが、その動きはリズミカルで統制が取れている。まるで産業ロボットたちのダンスパフォーマンスとでも言わんばかりの動きなのである。ムービーでお見せできないのが残念だ。

デモだから動きのスピードを上げて、この演技(?)を実現しているのでは、と思い近くの説明員に聞いてみると、これが通常の動きだと言う。さらには塗装ロボットや摩擦溶接を行うロボット、オートバイのフロントフォークとタイヤを一気に組み付けるためのサポートするロボットなども展示して、その機能を解説していた。

同じオートバイメーカーのヤマハ発動機も、電子部品の製造や検査のためのロボットを出展していた。今やオートバイで培った技術は、産業ロボットとなって様々な工場を支えているのだった。

《高根英幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  5. メルセデスベンツ、EVで双方向充電を2026年から開始…新型『GLC』が第1弾
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る