六甲山観光、2014年1月末頃に六甲ケーブル再開へ…台風18号の運休路線

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台風18号の豪雨で土砂が崩落した六甲ケーブルの3号トンネル坑口付近(2013年9月20日撮影)。
台風18号の豪雨で土砂が崩落した六甲ケーブルの3号トンネル坑口付近(2013年9月20日撮影)。 全 3 枚 拡大写真

台風18号による土砂災害の発生で9月16日から運休している六甲ケーブル線(神戸市灘区)が、2014年1月末頃に運行を再開する見通しとなった。同線を運営している六甲山観光が11月14日、発表した。

六甲ケーブルは、六甲山麓の六甲ケーブル下駅と、六甲山頂の南西約3.8kmに位置する六甲山上駅を結ぶ、全長1.7kmの鋼索鉄道(ケーブルカー)。運営会社は阪神電気鉄道子会社の六甲摩耶鉄道だったが、同社は10月1日付で阪神総合レジャーと合併し、社名を六甲山観光に変更している。

国土交通省近畿地方整備局の六甲砂防事務所によると、9月16日早朝、台風18号の豪雨の影響で六甲ケーブル3号トンネルに近接した斜面が崩落し、ケーブルカーの線路に土砂が流入した。復旧工事は11月6日から本格化しており、ケーブルカーを仮復旧させて資材を搬入。11月下旬には簡易索道も設置して崩落現場への資材搬入ルートを確保し、落石防護柵などを整備する。

六甲山観光は工事の本格化によりスケジュールのめどが立ったとし、2014年1月末頃の再開を目指すことにした。再開までは引き続き、六甲ケーブル下~六甲山上間を結ぶ代行バスを運行する。

《草町義和》

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