大同メタル工業が発表した2013年9月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比2.0%減の37億9500万円と減益となった。
売上高は前年同期比4.3%増の368億6700万円と増収となった。船舶や建設機械向けなど非自動車関連の需要が減少したほか、国内自動車生産台数減少の影響などにより、国内売上が減少した一方で、アジアや欧州などで自動車関連の売上が増加し、海外売上が伸長、全体を押し上げた。
収益では、増収効果や生産効率改善などの一方で、中期経営計画に沿ったグローバルベースでの事業拡大に伴う固定費の費用増加、高付加価値製品の割合が大きい非自動車関連の売上減少などにより、営業利益は減益となった。
経常利益は為替差益の効果で、同6.6%減の41億3900万円と増益となった。
当期純利益は少数株主利益の増加などの影響で、同2.5%減の22億7700万円と減益となった。
通期業績見通しは、グループの足元の業績が主力の自動車関連を中心として堅調に推移しており、不振が続いていた船舶や建設機械向けなどの非自動車関連の売上減少幅も縮小しながら推移していることから上方修正した。
売上高は前回予想より15億円増の735億円となる見通し。営業利益は5億円増の69億円、経常利益が5億円増の72億円、当期純利益が4億円増の44億円となる見通し。