11月15日・16日に大阪・ATCホールで開催された第4回エコ整備フェア2013において、国内F4シリーズに参戦している女性レーザー三浦愛選手のトークショーが開催された。
三浦愛選手は、クラッチメーカーのエクセディのサポートを受けながら、エクセディの広報部社員としても勤務し、国内F4シリーズに参戦。今季はこれまでに2回の5位入賞という好成績を挙げている。
三浦選手は、自動車整備業を経営する家庭に生まれ、カートレースをしていた兄の影響で12才でカートレースを始める。カートレース時代には、国内チャンピオンになり、ヨーロッパでカートレースに参戦。カートの国内チャンピオンになったためにFIAの世界表彰をモナコで受けることになり、F1レーサーと同席、モナコの市街地レースコースを見学してF1への夢を抱いたという。
学生時代には、大阪産業大学のソーラーカーのドライバーとして鈴鹿サーキットで開催されるソーラーカーレースにも参戦。2度の優勝を手にしている。真夏のソーラーカーレースでは、コックピットは50度を越える高温になり、その暑さに耐えるのが大変だった、という思い出があるそうだ。
2011年には、国内F4シリーズにエクセディのサポートで参戦を開始し、F4参戦2年目の今年も終盤になり、さらなるステップアップを目指しているとのこと。
そんなレース一色の三浦愛選手だが、ときには女子らしい洋服を着たいと思っても、フィジカルトレーニングで筋肉がついてしまい、かわいい洋服が着られないのが悩みという。
トークショー会場では、三浦愛選手のレース活動を支えているお父さんがステージ脇で寄り添い、やさしい眼差しを向けているのが印象的だった。