日本旅行、北陸新幹線試験列車の見学ツアーを企画…12月1~2日

鉄道 企業動向
12月2日の北陸新幹線列車走行試験で使用されるE926形「East-i」。ツアーでは上越妙高駅の歓迎イベントに参加する。
12月2日の北陸新幹線列車走行試験で使用されるE926形「East-i」。ツアーでは上越妙高駅の歓迎イベントに参加する。 全 3 枚 拡大写真

日本旅行は11月15日、北陸新幹線上越妙高駅(新潟県上越市)の試験列車歓迎イベントに参加できるツアー「鉄道好き有名人と行く試験走行列車イースト・アイ歓迎セレモニー&北越急行時速160km体感の旅」を発売すると発表した。実施日は12月1~2日の1泊2日。

1日目は東京から長野新幹線『あさま』と信越本線の普通列車を乗り継ぎ、スイッチバックが残る二本木駅(新潟県上越市)を見学。その後、上越妙高駅の隣接地への移転が予定されている脇野田駅にも立ち寄り、移転前の最後の姿を見学する。

2日目は午前中、上越妙高駅の試験列車歓迎イベントに参加し、新幹線電気・軌道総合試験車E926形「East-i(イースト・アイ)」の試験列車を出迎える。見送りは駅舎の外になるが、ツアー客向けの見学場所を用意するという。

歓迎イベント参加後は犀潟駅に移動して11時30分頃、貸切列車で北越急行ほくほく線へ。宇宙船をイメージしたという駅舎が特徴的なくびき駅や、JR以外の鉄道路線では日本一長い赤倉トンネル内にある美佐島駅(十日町市)にも立ち寄る。途中、トンネル内に設けられた儀明信号場、または薬師峠信号場にも列車交換のため停車し、在来線最速(160km/h)の特急『はくたか』の通過を見学する。

美佐島駅から先は定期運転の普通列車で移動し、ほくほく線終点の六日町駅(南魚沼市)には14時25分着。車両基地と運転指令所を見学した後、上越線と上越新幹線『Maxたにがわ』を乗り継いで東京に戻る。

ツアーには「鉄道好き有名人」として知られる芸能プロダクション・マネージャーの南田裕介さんやフリーアナウンサーの久野知美さん、タレントの田中いちえさんも同行する。旅行代金は東京発着コースが4万3800円、長野発越後湯沢着コースが3万3800円。申し込みは日本旅行上越支店で受け付ける。

北陸新幹線は2015年春の開業に向けて準備が進められており、12月から長野~黒部宇奈月温泉間で列車走行試験が始まる。12月2日の未明から午後にかけて実施される「East-i」走行試験では、主に沿線住民を対象とした歓迎イベントが上越妙高駅を含む各駅で開催される予定だ。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る