WRC ラリーGBでWRCクラスのデビューを飾った元F1ドライバーのロバート・クビサが、第2レグのオープニングステージで彼のシトロエン『DS3』を横転させてしまい、この日のラリーをリタイアしたことを公表した。
ラリーGBはクビサと新しい副ドライバーであるミシェル・フェラーラにとって初めてのWRCクラスでの競技となったが、クビサはこの事故は自分の責任だと語っている。
「僕はブレーキ時のグリップの判断を誤ってしまった。僕は路面にある泥に気づかずに、ミスを犯したのだと思う。そしてブレーキをした時、前輪をロックさせてしまった。僕はハンドブレーキを使って回復させようと試みたが、道路から外れてしまった。それは急激で、僕達は車を逆さまにして終わった」
「恥ずべきことだ…なぜなら僕はそんなにプッシュしていなかったからだ。路面の変化が僕を驚かせた。そこまでのコーナーでは良いグリップを得ていたが、ここでは明らかにブレーキする場所に多くの泥が溜まっていた」とクビサは語った。
彼の車はその場所にほぼ1日中残されることとなった。なぜならWRCとナショナルラリーがこの道路を使用している間にリカバーするのは、危険だったからである。
「僕は明日の土曜日に復帰できることを望んでいるよ。一つの小さな判断ミスで、こんなことになるとはね」とクビサは付け加えた。