ミシュラン、新型シングルワイドタイヤを発表…「重いものをありったけ運びたいというニーズが必要」高橋氏

自動車 ビジネス 国内マーケット
ミシュラン X One
ミシュラン X One 全 8 枚 拡大写真

ミシュランは、バス・トラック用のダブルタイヤを一つにしたシングルワイドタイヤ『X One』を発表した。

タカラ物流システムが導入したいすゞ「ギガ」の後輪に初採用される。

シングルワイドタイヤが日本市場に紹介されたのは2007年のこと。ミシュラントラック/ バスタイヤ事業部執行役員の高橋敏明氏が、タカラのトラックに採用された経緯について話してくれた。

「2007年に、エクソン・モービルさんが『モーストエフィシェントユニット(軸やトレーラーをシングル化し、積載効率を上げたトレーラーユニット)』を発表したとき、(エクソンから)”石油を効率よく運びたい” という要望を受けたのが強い原動力となり、それから出光さんやエネオスさんにも(タイヤを)売りに行きました」。

石油業界では既に使われており、そういった形で流れは出来ていたようだ。

「しかし、重いものをありったけ運びたいというニーズが必要なんです。(タカラ物流さんには)もともとそのニーズがあり、さらになんとかならないかという流れがありました」

また、高橋氏は昨今の物流業界における厳しい環境規制についても言及し、「環境負荷を低減する装置をつけたことによって重量が増えてしまい、しかし輸送量は守らなくてはならないので、世の中が(シングルワイドタイヤに)流れてきているのでは」と話した。

今回をきっかけに、シングルワイドタイヤが石油業界だけに留まらず、物流業界全体に普及していくことが期待される。

《小川 貴裕》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  2. 【トヨタ クラウンエステート 新型試乗】走りそのものに違いを見出すのは難しいが…中村孝仁
  3. ホンダ『レブル』1万2000台以上をリコール…最悪の場合、エンストして再起動できない
  4. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 「これかっこよすぎる!」「かなり価格を抑えてる」日本発売のプジョー新型『3008』がSNSで話題
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る