メカニック女子は人形よりミニカー…アウディの女性向け整備体験イベント

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埼玉自動車大学校 二級自動車整備科2年の田中彩さん(右)と間中美咲さん(左)
埼玉自動車大学校 二級自動車整備科2年の田中彩さん(右)と間中美咲さん(左) 全 6 枚 拡大写真

16日、アウディジャパンが企画した、女性メカニック、女性アドバイザー向けのイベント「Ladies Special」には、全国から50名の整備士やアドバイザーに興味のある女子学生らが集まった。

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このイベントでは、アウディの最新技術やブランディングについて学び、実車の試乗や整備工場・オフィスの見学ツアーなどの他、ランチ、夕食会つきとあって、応募は100名以上あったといい、参加者は抽選となったほどだ。

このうち、4名の学生参加者から話を聞くことができた。彼女らがなぜ自動車科のある学校を選んだのか、整備士を目指すのだろうか。

東京工科自動車大学校 自動車整備科1年の藤谷陽さんは、もともとはメルセデスが大好きでガソリンスタンドでバイトをしながら、友達のバイクを整備していたりしていたといい、このイベントを知ったときは自ら参加を申し出たそうだ。この仕事に就こうと思ったのは、「楽しそうだから。そして他の女子とは違うことをしたいと思っているからです。」と答えてくれた。

同じ学校のカーコンシェルジェコース1年からの参加は住吉明日香さんだ。このコースでは整備とマーケティングを半分ずつ学び、アドバイザーを養成する科だそうだ。住吉さんは、父親の影響で小学生のときにフォーミュラーニッポンを観戦してから車にはまったという。

「小さいときからお人形さんよりミニカーが好きでした。今はス―パーGTのファンで、日産を応援しているので、将来はスカイラインクーペに乗りたいです。去年から参戦のアウディもかっこいいですよね。」と、レース観戦から車に興味をもち、この道を選んだという。

続いて埼玉自動車大学校の学生さんたちだ。田中彩さんと間中美咲さんはともに二級自動車整備科2年に在学している。学校からイベントを紹介され参加を決めたという。

外車好きの田中さんは、自身でクライスラーに乗るほどアメ車ファンだが、就職では欧州メーカーを目指しており今回のイベントはまさに希望に沿うものだったようだ。整備士になろうとした理由とイベントの感想には、「とにかく自分の物は自分で手入れしたい性分なので、自分の車を買ったら整備も自分で徹底したかったので、整備士を目指しています。このイベントでは、アウディの国産車にない魅力も感じられたし、最新技術の話や最新のテスターなどが見られてとてもよかったです」と答えてくれた。

間中さんは両親も整備士というまさにメカニックファミリーだ。といっても英才教育を受けたわけではなく、小学生くらいから工具などに親しんでいるうちにこの道を目指すようになったという。就職はトヨタを希望しているらしいが、親からはいろいろなメーカーや車も見ておけといわれ参加を決めた。イベントの感想は、「車の整備だけでない、ユーザーに対する心構えやブランドなど奥が深いなと思いました。あと、工場がすごくきれいで感心しました。」とのことだ。

現在、国内では男性整備士さえなかなか希望者が増えないという。彼女らには、ぜひこれからの自動車産業を支える力となってほしい。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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