【ダイハツ タントカスタム 試乗】余裕の走りと優れた操縦安定性…松下宏

試乗記 国産車
ダイハツ タントカスタム
ダイハツ タントカスタム 全 15 枚 拡大写真

『タントカスタム』は存在感を表現した堂々たる外観デザインを採用する。タントのほのぼの感のあるデザインと好対照だ。大型のバンパーやフロントグリルが存在感を強調し、夜間にはグリルの下部と左右のヘッドライトを結ぶLEDイルミネーションが際立つ感じになる。

【画像全15枚】

新型タントではこれまでのバンパー部分に加え、フェンダーやボンネットフード、バックドアなどにも樹脂製のパネルを使うようになったので、軽量化と同時にデザイン的な自由度が高まった。その分だけ標準系とカスタムとの違いが明確になったといえる。ただ、今度のカスタムは相当に『N BOXカスタム』と似ているように思える。

インテリアも明るい色を採用する標準系と違ってブラックを基調としたカラーリングでスポーティさを表現する。左側にミラクルオープンドア、右側も(電動)スライドドアという設定は標準車でもカスタムでも変わらず、乗降性の良さや居住性の高さは正にタントだ。

試乗したRS“SA”に搭載されるターボ仕様のエンジンは基本的にキャリーオーバーで、47kW/92N・mのパワー&トルクは余裕十分といった感じ。軽量化を進める一方で、右側リヤドアのスライド化などによって960kgになった車両重量に見合った性能である。

ちょっとアクセルを踏み込めば低回転域からターボが効いて力強い加速が得られるのが良い。このトルク感が余裕の走りにつながる。

タントのタイヤは基本的に14インチだが、ターボ車のRSだけは15インチになる。むやみにタイヤを大きくするのは必ずしも良いとはいえない。でも15インチタイヤに加え、しっかりした味付けのシャシーによって、優れた操縦安定性が実現されているので、15インチは十分にありだ。

新型タントでは、ターボ車も4WD車も、4WDのターボ車も全部含めてエコカー減税の免税が適用されるようになった。

タントなど超ハイト系のカスタムには、登録車から下りてくるダウンサイザーも多いという。タントカスタムRSは、そうしたユーザーを満足させられるだけの走りの性能を持つ。価格は軽自動車としては相当に高めながら、性能や仕様を考えたら納得モノといえる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ワゴンR 新型試乗】「MTが少ない」と嘆くあなたに、『ワゴンR』があるじゃない…中村孝仁
  2. トヨタ『セリカ』ついに復活へ、GRスポーツ戦略は3本柱に?
  3. トヨタ『GRスープラ』次期型、トヨタ主導の独自開発なるか…土曜ニュースランキング
  4. ホンダアクセス、『フィット』向け「テックマチックシステム」改良…マルチビューカメラ装備車にも対応
  5. ホンダ『プレリュード タイプR』始動か!? VTECターボ搭載、330ps超の史上最強クーペ誕生へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 警察庁、高齢運転者技能検査を見直しへ 合格者の事故率を追跡調査してみたら…
  2. ボッシュ、ヒューマノイド向け需要拡大でロボティクス事業を強化
  3. フィジカルAIがもたらす自動車業界の地殻変動とモビリティの未来…博報堂DYホールディングス 執行役員 CAIO 森正弥氏[インタビュー]
  4. FORVIA HELLA、12Vリチウムイオン電池パック発表…鉛蓄電池より約20%軽量化
  5. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 全固体(半固体)電池の現在地と将来展望~問われる全固体電池ならではの優位性とその価値の再定義~
ランキングをもっと見る