第3四半期のマレーシアGDP、5.0%の安定成長に…輸出が回復、内需が貢献

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第3四半期のGDP、5.0%の安定成長に 輸出が回復、内需が貢献[ニュース|AsiaX News]
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〈クアラルンプール〉
中央銀行バンク・ネガラは11月15日、2013年第3四半期(7~9月)の国内総生産(GDP)成長率が5.0%になったと発表した。内需のさらなる成長に加えて輸出がプラス回復したことが貢献、その他のセクターも内需に支えられて安定成長をみせ、前年同期(5.3%)は下回ったものの、前期(今年第2四半期)の4.4%を上回る高い水準となった。

国内需要は前期の7.4%を上回る8.3%の高い伸びを示し、民間消費も安定した労働市場と賃金上昇を背景に、前期の7.2%を上回る8.2%成長となった。今年第1四半期で0.6%、第2四半期で5.2%とマイナス成長だった輸出は、世界経済の緩やかな回復を受けて1.7%のプラス成長に転じた。プラス成長は昨年第2四半期以来。公共支出は、前期の11.8%を下回ったものの7.8%と高い水準を維持した。

製造業は、5.9%成長となった石油・化学・ゴム・プラスチック製品が牽引役となって前期の3.5%を上回る4.2%成長となった。輸送機器・その他の工業製品も12.2%、外需回復を背景に電気・電子製品も3.7%成長となった。

経済成長の牽引役となっていたサービスセクターは、5.9%成長を維持。卸売・小売、通信、ビジネスサービスが支えた。建設は21.2%の高い伸びを示した住宅不動産が貢献して10.1%の高い成長を記録、鉱業は天然ガスが6.9%成長となったものの、原油とコンデンセートがマイナスとなったことで1.7%の低い成長にとどまった。農業は前期の0.4%を上回ったものの2.1%の低い成長にとどまった。

中銀のゼティ・アクタル・アジズ総裁は、通年のGDP成長予想を4.5~5.0%で維持した。

第3四半期のGDP、5.0%の安定成長に 輸出が回復、内需が貢献[ニュース|AsiaX News]

《編集部》

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