【ホンダミーティング13】野中副社長「VTEC TURBOで事業がより大きく描けるようになる」

自動車 ニューモデル 新型車
ホンダミーティング13
ホンダミーティング13 全 16 枚 拡大写真

ホンダは11月19日、小型および中型車向け直噴ガソリンターボエンジン「VTEC TURBO」を新たに開発したと発表した。1.0、1.5、2.0リットルの3タイプがあり、まず2.0リットルエンジンを『シビック タイプR』に搭載し、2015年に市場投入する計画。

開発を指揮する本田技術研究所の野中俊彦副社長は「我々が今まで持っていなかったダインサイジングターボを持ったことで、事業の描き方がより大きく描けるようになる」と語る。

具体的には「2リットルターボは、V6エンジンに置き換わるくらいのパフォーマンスを持っている。中国は排気量税制があって3リットルと2リットルでは数十万元税金が違う。ダウンサイズターボに置き換えれば、同じトルクや馬力で売価は数十万元安くできるメリットがある。そういう地域はどんどん2リットルのダウンサイジングターボにV6が置き換わっていく」と説明。

また「日本市場でもありだと思う。ディーゼルよりもダウンサイジングターボの方が合っているし、この先伸びるだろう。自然給気エンジンとハイブリッド車の間にダウンサイジングターボが位置付けられる。ハイブリッドほどは高い売価でなくても燃費はそこそこ良い、ガソリンよりは全然良い。その間を埋めるというのがダウンサイジングターボになる」と語った。

その一方で「事業とのバランスをとらなければいけないので、ダウンサイジングターボができたからといって、これで一気に全部やるというわけにはならない。今造ったばかりの新技術だから高い。量が増えていけばV6エンジンと同じか、または下がっていくと思うが、それには数年かかる」と述べた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの新型EV『アーバンクルーザー』をくまなくチェック!…詳細画像記事ベスト5 2025年上期
  2. ついに「パジェロ」の名前が日本復活!? 三菱の新型SUV、デザイン&スペックを大予想!
  3. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  5. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに日本上陸!…新型車ベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る