LAモーターショー13を間近に控えたロサンゼルス。カリフォルニア州はパロアルトをはじめ先進企業が立ち並ぶ。この地域で、自動車業界に区分され得る企業として注目されるのがテスラ。ペイパルのイーロン・マスクCEOによる積極経営で、急速に認知を高めた。
テスラはロサンゼルスにおいて世界に先駆けて営業所を展開し、デザインセンターも設けている。このセンターに隣接しているのが、同じくイーロン・マスクCEO設立によりロケット・宇宙船開発などを手がけるスペースXだ。
テスラが存在感を示す工業地域に、テスラ『モデルS』の本格カスタムをいち早く手がけようとしている企業がある。BULLETPROOFは、2000年に立ち上がった自動車カスタム専門のパーツ流通事業を手がける。主に日本からパーツを仕入れ、米国やタイに事業所を置き販売している。
すでにSEMAショーなどでコンセプトカーを出展をしており、実績を積み上げている企業だが、さらなる事業拡大を図る。
拠点については、米国、タイに続く世界第3の拠点としてバーレン事業所を開設予定で、アゼルバイジャン付近に第4の拠点を設ける検討も重ねている。
カスタム対応車両に関しては、モデルSを取り込む。ホイールやエアロなどのデザイン面が中心となるが、カリフォルニア州で、テスラ向けのカスタムを手がける企業はカスタム分野の世界的リーディングカンパニーであるといえる。
BULLETPROOFのマネージングパートナー、Avi Fischer氏は「日本のカスタムパーツは優れていますが、日本人は販売先として日本国内ばかり見ています。世界に目を向けると日本のカスタムパーツが売れる先がある。英語でコミュニケーションをとり、各地で日本の優良なパーツを販売しています」とした。
BULLETPROOFにこの日、モデルSのカスタム用ホイールがちょうど到着した。