フランス・アルストムは11月16日、同社の製造する軽量軌道車両(LRV)「Citadis(シタディス)」の1500編成目となる車両を納入した。同社が19日に発表した。
1500編成目となったのは、16日に開業したパリのLRT(軽量軌道交通)T7号線向けの車両。同線には全長32mの5車体連接車を19本納入している。
「Citadis」のブランドを冠した車両は2000年、フランスの都市モンペリエとオルレアンのLRT向けとして初登場。これまでに製造された1500編成は世界の33都市で使用されており、今後もフランスのアビニョンや中東ドバイなど10都市で導入が決まっている。
ラインナップは全長22mのコンパクト型から全長44mのハイキャパシティ型まで多様なバリエーションがあり、デザインも既に50種類以上が登場しているという。また、地表集電システム(APS)やバッテリー搭載型など、新たな電力供給システムに対応した車両も製造されている。
6月には、JR東日本グループの車両メーカー・総合車両製作所(J-TREC )とアルストムが、日本国内でのシタディス導入協力へ覚書を締結している。