富士急「フジサン特急」、引退1編成をJR時代の塗装に…11月30日から

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JR東日本の「パノラマエクスプレスアルプス」として運用されていた頃の富士急2000形(2000年8月撮影)。6両のうち2014年2月に引退する3両をJR時代の塗装に復元する。
JR東日本の「パノラマエクスプレスアルプス」として運用されていた頃の富士急2000形(2000年8月撮影)。6両のうち2014年2月に引退する3両をJR時代の塗装に復元する。 全 2 枚 拡大写真

富士急行は11月21日、『フジサン特急』として運用している2000形電車(旧・JR東日本165系改造車「パノラマエクスプレスアルプス」)について、3両編成2本のうち1本をJR時代の塗装に変更すると発表した。11月30日から運行を開始する。

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「パノラマエクスプレスアルプス」は国鉄分割民営化直前の1987年3月に運行を開始。165系急行形電車を団体・臨時列車用の車両に改造したもので、各編成の片側に小田急ロマンスカーのような前面展望室を設置した。分割民営化に伴いJR東日本が引き継いだが、2001年に引退。これを富士急が譲り受けて塗装を変更し、翌2002年から富士急行線の『フジサン特急』として運行されている。

富士急は2000形の後継車両として小田急電鉄から特急ロマンスカー20000形「RSE」を譲り受けており、2014年夏の運行開始を目指して改造工事が進められている。これに伴い、2000形2編成のうち2002号編成が2014年2月上旬に引退することになったことから、引退記念として2002号編成を「パノラマエクスプレスアルプス」時代の塗装に変更することにした。

運行開始初日の11月30日は、大月8時13分発の河口湖行き『フジサン特急1号』から運転を開始。当日は河口湖駅と富士山駅、下吉田駅を会場とする「富士急電車まつり2013」が開催されることから、河口湖~下吉田間を結ぶ臨時列車『電車まつりシャトル2013』としても運転される。その後は2014年2月上旬の引退まで『フジサン特急』で運用される予定。

《草町義和》

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