すばる望遠鏡を使ってアイソン彗星の分光観測に成功

宇宙 企業動向
急増光中のアイソン彗星の可視光高分散スペクトルをエシェルフォーマットと呼ばれる生データのまま表示させたもの
急増光中のアイソン彗星の可視光高分散スペクトルをエシェルフォーマットと呼ばれる生データのまま表示させたもの 全 1 枚 拡大写真

京都産業大学の研究者を中心とする研究チームは、すばる望遠鏡を使って11月14日(世界時)に急激な増光が始まった直後のアイソン彗星の分光観測に成功した。

今回の観測は、11月15日(世界時)に、すばる望遠鏡に搭載した可視光高分散分光器(HDS)を使って実施した。

すばる望遠鏡の集光力を生かした分光観測では、高精度のスペクトルデータを短時間で得ることができ、気体状態の分子や原子から放たれる多くの輝線が記録された。

すばる望遠鏡に搭載されたHDSを使って、積分時間20分間で得られた。同じくHDSで観測された他の彗星のスペクトルに比べて、ガスの輝線(縦方向に写っている明るい筋)の本数が非常に多く見られ、C2やNH2、O、Naなどによる無数のガス輝線が検出された。

アイソン彗星の急増光のメカニズムを明らかにする上で貴重なデータとなる可能性があるとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る