ボルボ・カー・ジャパンは東京モーターショー13において、ディーゼルエンジンモデルの日本導入を発表した。
本国のボルボ・カー・コーポレーション製品戦略&車種モデル管理担当上級副社長のレックス・カーセマケルス氏は、「(日本での)今年の販売台数は1万8千台を超える見込みで、2009年の販売台数のほぼ3倍だ。そして、今後、我々の新車ラインナップがどのようになるかをご覧に入れる」と今回のモーターショーへの意気込みを述べる。
安全についてカーセマケルス氏は、「日本では10人中9人のユーザーは、歩行者保護やサイクリスト検知機能付き自動ブレーキなどが含まれたセーフティパッケージを選んでおり、とても高く評価されている」と述べる。
そして、ボルボは新しく社内で開発された次世代のシャーシ構造、スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャ(SPA)により、「核心的な技術と心に訴えるデザインを新しい次元に引き上げられた」という。
そのSPA導入の結果、「プラグインハイブリッド技術はもっとも高効率で、クルマの運転が最も楽しくなった。そこで、新しいトップレンジの『XC90』に、ガソリンプラグインハイブリッドを発売する」とした。
さらに、「超高効率のディーゼル技術を近い将来日本に導入する」と発表。4気筒のドライブEのディーゼルエンジンは、190馬力で、ドライビングプレジャーを提供しつつ、燃費は『S60』、『V60』では1リットルあたりほぼ21キロの燃費性能だとした。
デザインにおいても、コンセプトクーペと今後登場する2台のコンセプトカーにより、「新しいデザインの方向性を示し、新しいXC90へとつながるデザインだ」と語った。