PHVスポーツ、カルマ の米フィスカー…破産を申請

自動車 ビジネス 企業動向
フィスカー・カルマ
フィスカー・カルマ 全 1 枚 拡大写真

米国のベンチャー企業で、プラグインハイブリッド(PHV)スポーツカー、『カルマ』を製造・販売していたフィスカーオートモーティブ。現在、事実上の企業活動を停止している同社が、破産を申請したことが分かった。

これは11月22日、フィスカーオートモーティブが明らかにしたもの。「裁判所に連邦破産法第11条(チャプター11)の適用を申請した」と公表している。同時に、フィスカーオートモーティブは、「投資ファンドのハイブリッド・テクノロジー社に身売りすることでも合意した」と発表。

2009年、米国エネルギー省(DOE)はフィスカーオートモーティブに対し、環境対応車の開発資金として、約5億ドル(約500億円)を低利融資。ところが、フィスカーは経営不振に陥り、融資の返済が困難になった。

そこで、米国エネルギー省は、不良債権化したフィスカーへの約1億7000万ドル(約170億円)のローン債権を、競争入札で売却することを決定。これをハイブリッド・テクノロジー社が落札し、フィスカーの経営権を獲得することに。

ハイブリッド・テクノロジー社は、フィスカーオートモーティブの新たなオーナーとなり、フィスカーに当面の経営資金として、およそ800万ドル(約8億円)のつなぎ融資を行う。

フィスカーオートモーティブの再建責任者、マルク・ベイリンソン氏は、「様々な案の検討を重ねた結果、ハイブリッド・テクノロジー社への身売りと、チャプター11の申請が、最善との結論に達した。ハイブリッド・テクノロジー社のリーダーシップの下、フィスカーの技術&商品開発の能力は保たれると信じている」とコメントした。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 水平対向8気筒エンジン搭載バイクが登場…5月の二輪車まとめ
  2. デリカ『D:6』が登場⁉ 三菱 D:5 がフルモデルチェンジへ…5月の新型車スクープまとめ
  3. スズキ『カプチーノ』復活! 新型スポーツカー情報
  4. AT車も大幅出力アップ…ブリッツから『ジムニー』用・専用ECU付きボルトオンターボシステムが登場
  5. BMWが「iDrive」システムを改良…今夏から欧州で
  6. 日産、新型ミニバン『タウンスター・エバリア』を欧州で発表…5月の新型車まとめ
  7. 2択アンケート「160万円で買うなら、新車の軽? 中古の普通車?」【クルマら部 車論調査】
  8. スバル『BRZ』現行モデルが生産終了、新型登場かマイナーチェンジか
  9. 昭和のクルマがぎっしり! 異空間が新潟にあった…KYOWAクラシックカー&ライフステーション
  10. ジープの新型EV『ワゴニアS』、オフロード仕様を提案…「トレイルホーク」発表
ランキングをもっと見る