イタリアの高級車メーカーで、フィアットグループのフェラーリ傘下のマセラティは11月21日、2013年第3四半期(7-9月)の決算を明らかにした。
同社の発表によると、第3四半期の売上高は、4億4400万ユーロ(約610億円)。前年同期に対して、2倍以上に増加した。また、営業利益は4300万ユーロ(約59億円)と、前年同期に対して、3.3倍もの伸びを示す。
大幅な増収・増益となった要因は、新型『クアトロポルテ』の販売好調による部分が大きい。この新型クアトロポルテを含めて、第3四半期の世界新車販売は3953台。前年同期実績の1492台から、2.6倍に増加した。
マセラティによると、新型クアトロポルテの累計受注台数は9900台に到達。新型『ギブリ』の累計受注台数も、7900台に届いているという。
2013年1-9月期では、売上高は前年同期比58%増の8億8300万ユーロ(約1215億円)。営業利益は前年同期比9%増の4800万ユーロ(約66億円)。世界新車販売は、前年同期比63%増の7548台だった。