ルノー・ジャポンは、東京モーターショー13に、コンセプトカー『デジール』をはじめ、来年早々に発売される『キャプチャー』や、新型『ルーテシア』などを出展した。
ルノー本社デザイン担当常務(SVP)のローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏は、ルノーについて、「人間を中心において作ったブランドだ」という。
「ルノーは“voitures a vivre(ヴォワチュール ア ヴィーヴル)”というキャッチコピーを持っている。これは、生活のためのクルマという意味だが、非常に魅力的で頼れるだけではなく、運転する楽しみを提供したいと考えている。これが我々の新しいシグネチャーだ」と話す。
ルノーは現在、新しいデザイン戦略サイクルオブライフを進めており、これは、「皆さんの人生のそれぞれのステージにおけるクルマの選び方に関わってくるものだ」とし、「ルノーブランドが体現する生涯とのつながりというのは、恋に落ちて、冒険に出て、家族となり、働き、遊び、やがて死に至るという人の生涯にわたるものだ」と述べる。
今回のモーターショーに出展されたデジールは、このデザイン戦略の第1弾で、“恋に落ちる”がテーマだ。「我々のブランドに恋に落ちてもらい、また、ユーザーと恋に落ちる。それが、デジールが体現したものだ」とコメント。
ボディカラーは、「情熱的な赤で、これは愛を表現している。愛する2人が乗るためのクルマで、エクステリアは官能的でセクシー、流線型で豊かなデザイン面を持ち、誘惑をもたらすエクステリアとなっている」とヴァン・デン・アッカー氏。
インテリアは、「まるで雲の中に座っているようで、恋に落ちた気分でうきうきした気分を表現。天国にいるような気分になるクルマだ」とした。
ルーテシアはこのデジールのデザインモチーフを取り入れられており、「コンセプトカーと同じデザインチームが、量産車の開発に携わった。その結果、コンセプトカーの精神の多くが量産車で体現されているのだ」と語った。