スペースX ファルコン9、ロケット初の静止衛星打ち上げを延期…日本時間29日朝へ

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再打ち上げ日程を伝えるSpaceXの中継映像
再打ち上げ日程を伝えるSpaceXの中継映像 全 1 枚 拡大写真

スペースX社が2013年11月25日午後5時(日本時間26日午前7時)から予定していた『Falcon 9(ファルコン9)』ロケットでの初の静止商用通信衛星『SES-8』打ち上げは不具合のため中断となった。打ち上げ再開日時は11月28日午後5時38分(日本時間29日午前7時38分)からとなる。

打ち上げ予定のSES-8を搭載したファルコン9ロケットは、予定時刻からウインドウいっぱいの日本時間午前8時30分まで、数度にわたってカウントダウン中断、再開が繰り返された。一時は打ち上げ3分40秒前までシークエンスは進んだものの、不具合を回復できないまま、その日の打ち上げ可能な時間は終了した。ロケット第1段の液体酸素タンクで圧力に問題があったという。新たな打ち上げ日は、3日後に設定された。

今回ファルコン9が打ち上げるSES-8は、インテルサットに次ぐ衛星通信大手SES社の静止通信衛星。Ku帯、Ka帯の周波数で、南アジア地域にDTH(家庭向け映像配信)、VSAT(超小型地球局向け通信)、政府向け通信サービスなどを行う。衛星はオービタル・サイエンシズ社が開発製造し、打ち上げ重量は3138キログラム、運用期間は15年の予定。成功すれば商用静止衛星打ち上げ市場にスペースX社も本格参入することになり、注目が集まっていた。

《秋山 文野》

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